All The Light You Cannot See

10月9日付の朝日新聞の書評に円城塔氏による「すべての見えない光」の評が掲載されたそうです。「読み終えるのが惜しい」という気持ち、すごくわかる。

個人的に、本当に些細なことなんだけど、藤井光氏の訳文で気になったのは幼少時のマリー=ロールの言葉遣いなんだよなぁ。ドラマや本には頻繁に出てくる「〜だわ」とか「〜なのよ」という「女性言葉」って、現実の世界では意外にあんまり使われていないという文章を以前読んだけれど、実際にそのとおり。丁寧な表現の時は「ですます調」、カジュアルな会話では「〜だよね」と、男性とそんなに変わらない言葉を使っていることが多いと思う。小さい子供なら尚更、な気がするのです。そういう意味で「遠すぎるわ」といった、まだ小さな子供の頃のマリー=ロールの台詞まわしには少し違和感を感じた。女性言葉、誰が翻訳してもつい使ってしまうんだろうけど。

A song reminding me this novel

ちなみに私はこの本を読んでいる間、すでに記事にも書いたCivil TwilightのLetters from the Skyと、ノエル・ギャラガーのEverybody’s on the Runをヘビロテしていたので、曲を聴くと「すべての見えない光」を思い出す。空襲を受ける街、じわじわと交差する瞬間に近づいていく少女と少年の物語と、曲の中のストリングの盛り上がりの記憶が重なるのだけど…

ただ、Official Videoの映像は見ないほうがいいです。

映像、どうしてこういう展開につくっちゃうかなぁ。

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