私の名前はルーシー・バートン

by エリザベス・ストラウト

私はKindle版を購入しました。初めて和書をKindleで読みましたがなかなか快適でした。

入れ子のような、絶妙な構成

オリーヴ・キタリッジと同じで、あまり細かく構成を解説しようとするのは野暮な気がする小説です。主人公ルーシー・バートンの一人称で語られる物語には、病床で母と交わした会話から見えてくる貧しい子供時代と当時の周辺の人々の行く末、その会話自体が主人公にとってかなり「昔」の話であることから、その後の主人公の人生と現在が合間に見えてきて、最後はなんとなくスッキリした気持ちで読み終わる。物を書くようになったルーシー・バートンが、これから紡いでいく小説をもっと読みたい、と思ってしまいます。エリザベス・ストラウトの作品、これからも読んでいきたいです。

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