OPTION B (オプションB)

OPTION B

シェリル・サンドバーグとアダム・グラントの共著。「LEAN IN」がとても良かったので、ああ新刊出たんだ、と思って手に取ったら、夫の突然の死を経験したあとの本と知り、驚きました。まだ読み始めたばかりだけど、本に出てくる辛い出来事、たとえば愛する人の死や辛い事件などにはペットの死も十分該当すると思います。だって家族だったわけだから。回復する力、をレジリエンスという耳慣れないカタカナで説明していますが、ぴったりくる日本語がないのなら仕方ないかな。

猫さんの病気の症状が少しずつ出てきてから、そして亡くなってからは本を読む気力も湧かなかったけれど、少しずつ読んでいくつもりです。

[2017年8月19日読了] 本の厚さ自体はそれほどではなかったので、のろのろしつつもなんとか読了できました。

残念ながら、最後までペットに関する記述は出てこなかったけれど、愛するものの喪失という点では、人間もペットも同じだなぁ、と思いました。一番最後の章では、夫を亡くした妻がまたデートすること、他の人を愛するようになることについて書かれていますが、要所要所でデータをきちんと出してくるこの著書、男性の場合のほうが次の相手との交際を始めるのが早い、かつ割合も高いということが指摘されています。裏返すと、女性の場合だけ「最愛の人を亡くしたのにもう次の人とデートするのか」という批判が出やすいという…。シェリル・サンドバーグも次の人とデートしたことについては心無い言葉を受けたそうです。

ペットの場合も、「次の仔をお迎えする」ということを考えたときの罪悪感は確かに感じます。きっと比べてしまうし、あの子よりも良い子なんているわけない、なんてことを考えてしまう。故障したテレビの入れ替えで一時的にお骨の箱を本棚に移動したんだけど、視界の中から消えるのが嫌で設置が終わったらまたソファテーブルの上に戻しちゃった。21日が四十九日だから、時期的にもまだまだあの子のことを想っていていいのかな。

有名企業、しかも人とのつながりが商売のFacebookのCOOであるシェリル・サンドバーグだから、人脈も友人の数も理解ある部下同僚の数もすごい。それでも悲劇は容赦なく訪れるし、そういう立場の人だから簡単に立ち直れるわけではない。時々読むのが辛かったけれど、この時期だからこそ読んでよかったように思います。

広告